阿蘇山が小規模噴火！本格噴火に移行する可能性も

熊本県にある活火山、阿蘇山で11月25日午前10時10分ごろ、中岳第一火口から小規模な噴火があったとの発表がありました。気象庁は8月30日に起こった小規模噴火をうけて噴火警戒レベルを１(平常）から２（火口付近規制）へとあげていました。火口一帯まで行くことのできるロープウェイも、8月30日に引き上げられた噴火警戒レベルとともに運休状態となっているようです。
26日現在の情報では、本格噴火に移行する可能性もあるのだとか。

画像：季節の見所ご紹介 11月｜阿蘇市観光協会ホームページより

今年の9月27日に噴火した御嶽山の前に、こうした小規模噴火が起こり警戒レベルが引き上げられていたとは知りませんでした。ちなみに、御嶽山が噴火したときの噴火警戒レベルは１だったそうです。

阿蘇山と言う場合には、根子岳、高岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳の五つの山の総称であるとされ、そのなかでも中岳は現在でも噴火を繰り返す活火山として有名なのだそうです。

1979年の9月6日には阿蘇中岳第一火口において、爆発があり観光客を巻き込んだ大事故が発生し、死者3人負傷者11人を出したと言われています。

阿蘇山は過去に4度の破局噴火という、地下のマグマが一気に噴火する、起こると壊滅的な被害を広範囲にもたらす噴火をしているそうです。なかでも9万年前に起きたものは最大級の破局噴火だったといわれ、その噴火で山体が崩壊したとも伝えられています。