「水戸黄門」が今夏4年ぶりに復活！里見浩太朗ら俳優陣が4月から撮影開始

2015/02/12 2015/02/12

1969年8月の放送開始以来42年間放送され、2011年12月に惜しまれつつ放送終了となった国民的ヒット時代劇「水戸黄門」。今年夏に2時間特番としての放送が決まり、黄門役の里見浩太朗さんら俳優陣が4月から撮影に入るそうです。

2時間特番のコンセプトは「黄門さまとの再会」。里見さんのコメントによると「番組が終了した後も、撮影で各地に行くと『（水戸黄門を）またやってください』という声をたくさんいただいていました」そうです。

実はこの言葉かけには、本放送が終了した後も、地方のテレビ局では「水戸黄門」の再放送が、繰り返し継続されていた背景を見逃すことはできません。
首都圏のキー局や、関西圏の準キー局は独自の番組制作の予算は潤沢ですが、それ以外の多くの地方局はキー局から貰う番組時間帯以外を自主制作でまかなうことは、予算的にも厳しいのです。

そこで、キー局や準キー局でのみ放送が終わった番組を再放送として放送することはよくあります。
朝の10時からお昼のニュースまでの時間帯、昼の情報番組が終わった3時から夕方のニュースが始まるまでの時間帯がそれに当たります。
「水戸黄門」も昼3時からの時間帯に放送されていました。

黄門さまも里見さんだったり、はたまた東野英治郎さんだったりと、42年間放送された番組だけにバリエーションも豊富。
一節には「どの番組よりも高い視聴率なのでは？」との見方もあり、こうしたコアなファンが「水戸黄門」復活にあるのでは…と思います。

なお里見さんの黄門さまは歴代5代目ですが、かつて助さん役の伊吹吾郎さんとのコンビだった角さん役から完全脱皮し、黄門さま＝里見さんになった証とも言えるでしょう。