メタボとはちがう!?サルコペニア肥満の予防法とは
2014/12/11
肥満、と聞くと、どうしてもメタボを想像してしまいがちですが、サルコペニア肥満とメタボでは名前が違うように、意味するものも若干違います。
メタボは別名内臓脂肪型肥満といって生活習慣病の蓄積によるものが基本です。
が。サルコペニアという言葉の意味するものは、加齢性筋肉減弱症。
つまり、加齢によって筋肉が衰え、脂肪を燃焼させることが出来なくなった状態です。
燃焼させられなかった脂肪はどうなるか。当然蓄積されます。
加齢性、ということで主に60歳代からの病気、というイメージが付きますが、これが最近では40台の女性にも多いとのことで、ここ数年でこの聞きなれない言葉が浮上しました。
「肥満」という言葉が付いていますが、実は肥満以上に恐ろしい事態を起こすのがこのサルコペニア肥満です。
筋力の低下、しかも加齢によるもの。すなわち、「寝たきり」になってしまう可能性大です。
かかればたちまちプックリとお腹が出一目でわかるメタボリックシンドロームと違って、こちらは肥満という言葉が付くわりには、見て取れるような肥満になるまで少し時間がかかります。
ジワジワと筋力が落ち、それゆえに燃焼しきれなかった脂肪が知らず知らずのうちに蓄積していきます。
ようやく気が付いた頃にはダイエットに励む体力もなくなるほどの筋力低下。向かうのは寝たきりの生活です。
予防はなんといってもそれまでの運動。それも、しっかりと筋肉をつけるべき運動です。
もちろん肥満は万なので食べ物にも気を付けなければいけません。これに関しては注意点はメタボとそれほど違わず、油ものは極力控えます。
ただし、タンパク質やアミノ酸はしっかり採りましょう。これらが筋肉を作り出します。 あとはひたすら筋力トレーニング。一度寝たきりになってしまえば筋力トレーニングは非常に難しいので、これこそまさに予防中の予防です。
筋肉は体のいたる部分にありますが、高齢になればなるほど腹筋背筋はなかなか鍛え難そうです。一番手軽に鍛えられるのは足。適度なウォーキングやスクワット、極力階段を使う。などを心がけます。
ぎっくり腰にならない姿勢でなるべく重いものを日々持ち上げるのもいいですよ。
どちらにしても一番肝心なことは、1日や2日、ガーッとやってまたしばらく休む、というやり方をしないことです。
無理せず、その代り毎日続けることで筋肉は維持できます。
動けなくなる前に、思い切り動きましょう。使わないとどんどん衰えていくのもまた筋肉ですよ。
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